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5/17/2011

Milk Lesson?

 わたしはツヤピカBetty。漆黒の輝きは、たとえDennyのよだれまみれだとしても、見知らぬ方にもほめていただける。
 ママは最近の写真に写っている自分がいやみたい。結構、やつれてますね。
 めずらしいことに、
お菓子じゃないパパのおみやげ。
そんなによれよれに見えるんですね。

 きのうはEmilioの新しい飼い主さんと一緒に動物病院に行って、健康診断をしていただいて、検便の結果も問題なく、ウンチはそこまで来ていて、先輩犬や猫はフィラリアの薬をもらったり予防注射をしたりして、ねこハウスごとお渡しして、にぎやかにお別れとなるはずだった。
この箱は・・・あれですよ。

 ところが、Emilioはまだいる。

 初めて車に乗って、病院に行って、検便検温で体温計に襲われて、新しい家族の大歓迎を受けているうちに、体力の限界になって、ミルクが飲めなくなってしまったから。

 完全にママの誤算だった。
寝る子も犬も猫も育つんです。
ソファの黒いバーみたいなのがわたし、Betty。

 この環境の激変は、まだ数週間の子猫には無茶だったみたい。この前命拾いしたばかりなんだものね。

 賢明な飼い主さんから、ミルクを上手に飲ませることが出来ず、おしっこが黄色くなってきたとご連絡をいただいた。すると、朝から9時間近く十分な水分が取れていないことになる。脱水は命に関わる。

 まず疲れているらしいEmilioを、しばらく刺激せずに眠らせてもらった。それからママがAoaoとお訪ねして、とりあえずミルクを飲ませた。
 幸い普通に飲みました。おしっこは保護した時みたいな、黄色になっているけれど。脱水っぽいですね。シリンジの使い方、体の支え方、ちょっとしたことで文句を言っていたのかもしれない。
ハンストしてみましたね。
もうそんなことしちゃいけないよ、Emilio。

 ペットショップにいる猫は2ヵ月過ぎらしいから、飼い主の試行錯誤につきあう体力があるけれど、このサイズでは命がけ。まだ3週間?4週間?
 とりあえず、我が家に連れ帰って様子をみることになった。ママ、反省しましょう。人間たちの気持ちを優先していましたね。
終業時間寸前の動物病院に走って、
大きなシリンジを買ってきた。
一気に飲みますぞ。
調合容器も量が増えたから
養命酒の計量カップから
モロゾフのプリンカップに昇格。

  シリンジを求めて駆け込んだご近所の動物病院には、例の猫にくわしい女医さんがいらして、「この幼さで睡眠不足や脱水は死につながる」と厳しいお言葉をいただいた。きのうまで手が回らず、ミルクの世話以外ほとんど寝かせておいたママの育て方は、偶然にも正しかったらしい。

きのう。いい感じで増えている。
 今朝。来た時の倍になった。
きのうの夜からよく寝てよく飲んだからね。
おいら、もう大丈夫。
今度は左目が少し目ヤニっぽい。
疲れちゃったからさ。

 とりあえず、新しい飼い主さんにはしばらく我が家においでいただいて、ミルクを飲ませるレッスンをしてお互いなれることに。
 ママの睡眠不足は続く。もっと、よれよれになっちゃうの?

 いつお渡しするかは、猫のレスキューに詳しい方にもご相談して、じっくり決めようということにしたらしい。とにかく、Emilioが生き続けるのが第一。
ママはレディ・ガガの歌にうなされて起きた。
Emilioの嫌な夢をみたらしい。
ガガ姉さん、なぜこれが夢に? 

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